人と話すことの重要さ
更新日 ： 2019/5/30うつの症状がある方にとって、
人と話すこと自体が面倒になり、
最後には、
担当医との会話だけになってしまうこともあります。
もちろんご家族とも会話ができるわけですが、
ご家族とのコミュニケーションは、
ご飯、
風呂、
寝る
この３つに限っての会話になることさえあります。
例えば、健康な人が
人と話さなく毎日の生活を楽しく送ることができるか？
おそらくあまり考えたことがないのではないでしょうか。
人との会話から
新しいことを学んだり、
楽しかったり、
笑ったり、
悲しんだり、
怒ったり
することがあります。
このように刺激をもらって、
モチベーションが上がったり、
時には悲しくなり
何もやる気が起こらなくなることもあります。
ただその場合、
他の人と話すことで心が癒されたり、
またやる気が戻ることになります。
うつの状況が長く続くことで、
人との関わりが無くなってくると、
おのずと自分自身にしか意識が向かなくなります。
そして、昔の嫌な思いや、怒りが湧き上がったり、
将来について悲観的になったり、
最後には何のために生きているのかと
自分に問いかけてみたりして、
どんどんマイナス思考が頭に中がいっぱいになってきます。
これは私自身が経験したことでもあり、
クライアントの皆さんにも
同じような状況になっています。
このような状況から抜け出すには、
まずは、
話すこと、話す相手を見つけること
ではないでしょうか。
そしてこの辛い状況に理解を示してくれる相手が必要です。
私がクライアントの方との会話の中で、
もちろんすべての内容が共感できるわけではありません。
ただ幾つかは、私が辛かった当時と同じ辛さを感じているんだと、
共感できたり、
そこから抜け出すには、何が必要なのかを
一緒に考えて見つけ出すことができます。
これも人と話すことで見つけ出すことができるわけです。
なので人と話すことは、
まずはうつで苦しんでいる方にとって
大変重要なことになります。
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